米国株式市況/失業保険継続受給者数は未だ1810万件

【NYダウ】 25,706.09 ▼1.39% -361.19 [07/09]
【NASDAQ】10,547.75 △0.53% +55.25 [07/09]
S&P500        3,152.05 ▼0.56%
ラッセル2000種指数   1,398.920 ▼2.11%
米30年債利回り 1.315
米10年債利回り 0.622
米2年債利回り 0.162
Fear & Greed Index 53←(Newtral)
VIX恐怖指数    29.26↑
WTI原油先物  39.60↓7:35JST
フィラデルフィア半導体指数:2076.72△1.32%
ドルインデックス:96.78↑
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :   1,210.75 △0.00%
MSCI US REIT IDX : 1,003.32 -9.06 (▼0.89%)
ブルームバーグ商品指数トータルリターン  141.5669 ▼0.67%
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF  136.12△0.56%
iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF    82.21▼0.22%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,203.30△0.03% [7/8] 
バルチック指数 1,849.00 ▼5.13% [7/8]
米取引所の合算出来高は107億3000万株。直近20営業日の平均は122億3000万株。
AAPL 382.73△0.36% (52週最高値 385.27 52週最安値170.27 )
AMZN 3182.63△3.29% (52週最高値 3193.00 52週最安値1626.03 )GOOG 1510.99△0.73% (52週最高値 1532.11 52週最安値1025.00 )
MS   214.32△0.70% (52週最高値 216.38 52週最安値115.52 )
NVDA 420.36△2.87%( 52週最高値 422.80 52週最安値132.60 )
FB   244.50△0.38% (52週最高値 247.65 52週最安値137.10 )
NFLX  507.76△0.99% (52週最高値 510.00 52週最安値252.28 )
TSLA  1394.28△2.08%  (52週最高値 1429.50 52週最安値176.99)

オープニング前に発表された経済指標は新規/継続失業保険申請件数。ソースはこちら
新規失業保険申請件数(7/4日終了週)は、
・通常の州プログラム下で131万件( 前週は141万3000件に修正)
・ 継続受給者数(6月27日終了週)は通常の州プログラムの下で1810万人
・ 連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムに基づく新規失業保険申請件数は4日終了週に104万件

この話、驚愕なんですけど。週単位でもらえるので、1週間働いてもらって次の1週間休みとか可能なのはPaycheckの受給者だからだろうね。雇用主としては、PPPで給与を提供しつつも、全額は提供できないけど辞めてもらっても困る。なので、給付金と組み合わせてなんとか雇用維持しているのかもしれないなあ。

7月末までは連邦政府による週600ドルの給付金上乗せがあることから、雇用主は一部従業員に対して、勤務と失業保険申請の間を行きつ戻りつすることを容認している可能性があり、それが「データに大きなゆがみをもたらしている」

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-09/QD7C81DWLU6B01?srnd=cojp-v2

株価は全然動きませんでしたね。週600ドル給付金上乗せが終了してからが、信ぴょう性のある経済データになっていくのかもしれない。

S&P500は0.2%上昇、ナスダックは0.7%上昇でスタートだった。

場中であった政治ニュース

【1】ムニューシン財務長官の発言が東部標準時間10:30頃にあり。
<要点>
1)個人への現金ばらまきを望むが、収入制限を設ける。おそらく前回よりも受け取る人はぐっと減るだろう。
2)PPPを継続するが、受給できる要件を変えるだろう。
3)失業保険給付で週600ドル上乗せは、 通常の給与の100%以下にしたい。
4)水曜日に、マコネル上院院内総務と会合をもった。上院議員が7/20以降に戻ってきた時に、個人へのばら撒きについての収入上限、対象など話し合いたいとした。
詳細はこちら。 民主党案よりも、共和党とすりあわせる方向性になったようだ。民主党が猛反発するような内容だと下院議会で通過しない可能性がある。

【2】 新疆ウイグル自治区の人権侵害に関与したとして制裁を科したと米財務省から発表があった。詳細はこちら
ただし、ブルームバーグによると今回の制裁対象者が米国と取引している可能性は極めて低いので影響力はほぼなさそう。
ただし、共産党階層における陳の地位を考えると、この動きは習近平を激怒させる可能性も高いと報じられている。

ムニューシン財務長官の発言が大きく響いて下落したようだ。

セクター別では、エネルギー、金融、工業セクターは本当に厳しいね。
まぁでも、この3つのセクターがどんなに悪くなってもS&P500全体の中では20%ていどしか影響及ぼさないのよね。それよりも、ITと一般消費財(AmazonとNetflixが入っている)だけで40%近くが動くってアレな話ですよ。

https://siblisresearch.com/data/sp-500-sector-weightings/

個別株でいくと、
WELLS FARGO & COMPANY は数千人の解雇準備が報じられて株価は▼2%下落。銀行セクターの中で年初来▼55%下落していて、下落率トップの状態。
米国も決算シーズンに突入するが、来週から銀行株の決算発表が相次ぐ。貸倒引当金がどのくらい見込まれるかにも注目している。

1兆ドル企業のAmazonは最高値更新、アップル、マイクロソフトも場中で最高値を更新した。この中で一番早い決算発表は、マイクロソフトで7/16予定だ。


FRBの資産残高が減少になっていて、ついに7兆ドルを割り込んだ。また、レポ・オペレーション残高も遂にゼロになったようだ。
こういったFRBの動きの方が、米株が鈍くなってきている要素として強いのかもしれないんだよな。


今朝の先物動向

【CME ダウ先物】 25,619.00 △0.19% +48.00 [08:23]ダウ比:-87 (▼0.34%) 【CME日経平均先物:円建て】22,410 (+25) 日経比:-119 ▼0.53%
【為替ドル円】 107.22 △0.02% +0.03 [08:34]

あと、米政治動向としては、仏デジタル課税への報復関税リストを10日にも公表と報じられた。

あとは、先週の投資主体別売買動向。海外の売り越しが弱いね。