米国株式市況/FF金利先物では利上げ確立がほぼ消滅、7月から利下げ予測

【DOW】32,237.53△0.23%
【NASDAQ】 11,787.40 △0.31%
【 S&P500】 3,970.99 △0.56%
ラッセル2000種指数 1,731.00△0.62%
VIX恐怖指数  21.74↑ 
Fear & Greed Index 33 ↓ 
米30年債利回り 3.650%  ↓  
米10年債利回り 3.380%  ↓  
米5年債利回り 3.411%   ↓
米2年債利回り 3.775%  ↓
米1年債利回り 4.301%   ↑
米6か月債利回り 4.722%  ↓
U.S. 10 Year TIPS  1.168% ↓
米実質金利(10年)1.19%[3/23]
米実質金利(5年)1.13%[3/23]
フィラデルフィア半導体指数:3121.26▼1.67% 
WTI原油先物 69.26↓   
ドルインデックス 103.115 ↑  
ブルームバーグ ドル・スポット指数 : 1,237.14 △0.38%     
ブルームバーグ商品指数  103.0238 △0.46%             
バルチック海運指数  1,489.00 △0.34%   [3/24] 
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,446.22↑ [3/23] 
Bitcoin (USD) 27521.053  10:38JST
米取引所の合算出来高は110億8000万株。直近20営業日の平均は128億4000万株
◆経済指標
・S&Pグローバル総合PMI 53.3(前月47.5)
・ 2月耐久財受注 前月比▼1%(前月▼5%)
・ 2月コア資本財受注(インフレ未調整)前月比△0.2% (前月△0.3%)
・ベーカー・ヒューズのリグカウント 593(前週589)
・ベーカー・ヒューズの石油掘削リグ 758(前週754)


欧州時間でドイツ銀行が一時▼15%まで下落。Tier2劣後債を早期償還すると発表したことで株価急落、CDSが約4年ぶりの高い水準となった。
FTSE350種銀行株指数▼3%、STOXX欧州600種銀行株指数▼3.78%と大幅下落となった。クレディS▼5%、UBS▼3.6%と下落。
ドイツ10年債利回りは一時2%台を下回るまで急落。イタリア10年債利回りも一時▼4%を下回る。

米国も欧州もロシアと手を切るように圧力かけているようだ。

ロシアのオリガルヒ(新興財閥)の制裁逃れを手助けし た可能性を巡る米司法省の調査の対象にクレディ・スイスとUBSが含まれていたとブル ームバーグが23日に関係筋の話として報じたことが重しとなった。 オーストリアの銀行大手ライファイゼン・バンク・インターナショナル(RBI)<R BIV.VI>は7.9%安。欧州中央銀行(ECB)がRBIに対してロシアでの高収益事業 から撤退するよう圧力をかけているとロイターが23日に情報筋の話として伝えたことが マイナス材料となった。

https://jp.reuters.com/article/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC24%E6%97%A5-idJPL4N35W3E2

ドイツ銀行、欧州銀行株下落をうけてS&P500,ナスダック総合指数は▼0.4%でオープニング。S&P500は一時▼1%ちかくまで下落する。
the SPDR S&P Regional Banking ETFは今日は△3%
S&P500セクター別では金融と一般消費財は小幅なマイナス圏。
大幅上昇は公益事業△3%、不動産△2.56%。

昨日FOMC参加メンバーの発言が多くあった。で、もう5月・6月は現状の金利維持のう予測ですね。7月には25ー50BPの利下げがあると金利先物参加者はみているようだ。

以下、CNBCのマーケット記事から気になった部分をピックアップ

・銀行株の下落が、保険→鉄道→航空株の順に下落していくそうだ。 KBW Nasdaq Insurance Index は年初来で▼10%ほど下落。ここからだろう。

・ハイ・イールド債(The iShares iBoxx High Yield Corporate Bond ETF (HYG))には過去1週間で$8億の資金流入。the SPDR Bloomberg High Yield Bond ETF (JNK)は$約4億。高い利回りをもとめて、リスク資産にお金が集まっている

・3/9~3/15で大手銀行では預金が$670億流入し、小規模な銀行では$1200億の流出があったと規制当局が報告。預金総額は$17.5兆に減少し、全体の約0.6%が下落。金曜日に発表されたFRBのデータによると、預金は過去1年ほどの間に着実に減少しており、2022年2月以降$5824億減少。
また、Investment Company Instituteによると、 22日までのMMFは過去2週間で資産が増加し、$2030億増の3.2兆 (引用元:CNBC

・FDIC発表の含み損の内訳みると、MBSがほとんどで国債なんかほぼないね

https://www.wsj.com/articles/how-bank-oversight-failed-the-economy-changed-regulators-didnt-7dbb842d?mod=hp_lead_pos7

ちなみに、 BTFPの適格担保となる米国債とAgency債(MBS+ディベンチャー)の資産に占める割合は中小銀行が20%と大手行に比べてかなり低い。
となると中小銀行ってFederal Home Loan Banks (連邦住宅貸付銀行)に駆け込み、それでもダメなら ディスカウント・ウィンドウにいくしかないのか。

で、FHLBが先週月曜日の債券発行総額は1120億ドルで、FHLBシステムにとって過去最大級の資金調達日となった。FHLBからの融資残高は現在1兆1000億ドルを超えているようです。これは、2008年の金融危機の際の貸出額を上回る記録となる可能性が高いようだ(引用元:BBG

・SVBの話。SVBは2022年、保有する債券の一部を「満期保有目的」に再分類し、時価で計上する必要がないようにしたって話。2013年にFRBが設定した「売却可能有価証券」の損失を規制資本に反映させないというオプションを利用していた( ゚Д゚)

A bank’s bondholdings have to be carried at market value on its books if they are classified as “trading” or “available for sale.” In 2022, SVB reclassified a chunk of its bonds as “held to maturity,” where they didn’t have to be carried at market value.SVB had also availed itself of an option made available by the Fed in 2013 to not let losses on “available for sale” securities flow through to its regulatory capital level.That SVB’s capital, if marked to market, was lower than its reported capital mattered only if the bank had to sell bonds, such as to meet deposit redemptions.

https://www.wsj.com/articles/how-bank-oversight-failed-the-economy-changed-regulators-didnt-7dbb842d?mod=hp_lead_pos7