米国株式市況/SPDR S&P REGIONAL BANKING ETF △3.52%で反発

【DOW】32,246.55△1.17%
【NASDAQ】11,717.28△2.48%
【 S&P500】3,960.28△1.76%
ラッセル2000種指数 1,770.06 △1.38%
VIX恐怖指数   22.99 ↑ 
Fear & Greed Index 29 ↑ 
米30年債利回り 3.712% ↑ 
米10年債利回り 3.579%  ↑ 
米5年債利回り 3.733%   ↑
米2年債利回り 4.174%  ↑
米1年債利回り 4.528%   ↑
米6か月債利回り 4.889  ↑
U.S. 10 Year TIPS  1.362% ↑
米実質金利(10年)1.22%[3/15]
米実質金利(5年)1.26%[3/15]
フィラデルフィア半導体指数:3,098.0△4.05% 
WTI原油先物 68.51→ 9:00JST  
ドルインデックス 104.404↓  
ブルームバーグ ドル・スポット指数 : 1,250.52 ▼0.02%     
ブルームバーグ商品指数  102.7609 △0.60%         
バルチック海運指数  1,560.00 △2.68%   [3/16] 
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,438.82 ↓ [3/17] 
Bitcoin (USD) 25044 9:05JST
★経済指標
・ 住宅着工件数(2月)145万戸 △9.8%←昨年9月以来高水準 前年同月比▼18.4%
・ 建設許可件数 (2月)152.4万戸△13.8%
・3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数  -23.2(前月 -24.3)
 -フィリー連銀雇用 -10.3(前月 +5.1)
・ 2月輸入物価指数 前月比▼0.1%(前月▼0.4%)
・新規失業保険申請件数(季節調整済) 192,000 件 ( -20,000 件)
内訳:NY州 -15,000件 ←異常値みたいな気が…


ECBはクレディSの件で25BP利上げの予測に下落していたが、その予測に反して50BP利上げを発表。今後については示唆しなかった(引用元:Bloomberg
クレディSの株価は△20%となった

ECBの決定をうけて、S&P500▼0.5%、ナスダック総合指数▼0.4%でオープニング。オープニングから1時間以内に米債利回り上昇、株価は反発して上昇に転じる。S&P500セクター別ではITセクター、コミュニケーションセクターが△2%超え。金融セクターは△1.95%
SPDR S&P REGIONAL BANKING ETF △3.52%で上昇。
米国時間の原油先物は、サウジアラビアとロシアが市場安定化に向けた対策を協議したと伝わったことを受け、約1%上昇。

First Republicは時間の問題?

ファースト・リパブリックは一時▼36%の急落。その後、支援策がまとまりつつあることが明らかになると報道されると上昇に転じ、△9%で終える。
ファースト・リパブリック の財務安定化を図る米政府の調停で、複数の大手銀行が合計で約300億ドル(約4兆円)を同行に預け入れることで合意した。預金者が地銀で取り付け騒動を起こすなど金融システムを揺るがしかねない事態の収束を図る(引用元:Bloomberg

ファースト・リパブリックのほうが預金引き出し対応に困難を極めそうだ。というのも、すぐに売れる証券が15%しか保有していなくて大半が地方債なのだ。地方債はそんなにすぐに売却が難しいようだ(引用元:WSJ
FRBからが最後の貸し手として提供する2つの貸出制度を通じた銀行の借り入れが15日までの1週間に計1648億ドル(約22兆円)と過去最高に達している。というかこれもゼロ金利とかではなくPrimary で4.75%、Secondary 5.25%(引用元:FRB
さらに、収益も手数料ビジネスは20%未満で、多くが貸し出しによる金利収入とのこと(引用元:Bloomberg
となると、低金利の時に大量に借りた顧客が多く、金利収入が預金引き出しのための資金調達金利を下回るならこれは時間の問題ではなかろうか…。預金引き出し額が増えれば増えるほど資金調達金利がかさむと…
$300億を確保できたので一時しのぎにはなるだろうが、FRBが金利下げない限りあとは時間の問題ではなかろうか。
資産がすぐに売却できないのがまたキツい。