米国株式市況/コモディティ価格はロシアのウクライナ侵攻前の水準に戻る

【DOW】33,045.09▼0.26%
【NASDAQ】11,507.07△0.13%
【 S&P500】3,991.05▼0.16%
ラッセル2000種指数 1,891.55△0.18%
VIX恐怖指数 22.29↑ 
Fear & Greed Index 63 →
米30年債利回り 3.923% ↓ 
米10年債利回り 3.927%  ↓  
米5年債利回り 4.164%   ↓
米2年債利回り 4.697%  ↓
米1年債利回り 5.059%  ↑
米6か月債利回り 5.108% ↑
U.S. 10 Year TIPS  1.526% ↑
米実質金利(10年)1.53%[2/21] ←2022年12月末以来の高値
米実質金利(5年)1.58%[2/21] ←1/6以来の高値
フィラデルフィア半導体指数:2892.39▼0.48% 
WTI原油先物 73.92 ↓  
ドルインデックス 104.496↑  
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,248.83▼0.04%  
ブルームバーグ商品指数 106.1328▼0.85%        
バルチック海運指数  674.0△13.47%  [2/22] 
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,479.95 ↓[2/21] 
Bitcoin (USD) 24204.45↑ 9:03JST
★経済指標
・API 発表 +989万バレル


S&P500、ナスダック総合指数ともに小幅な上昇でスタート。
原油価格はAPI発表前からドル高と逆相関でずるずる下落。
ユーロ高でドルインデックス上昇。ユーロドルの構成率が低い ブルームバーグ ドル・スポット指数 はあまり動いていない。

FOMC議事要旨は特にサプライズなしだったが、 議事要旨の公表後、金利スワップ市場では追加利上げ観測が維持され、3、5、6月の会合で各25bpの利上げが実施されることを示唆している。ターミナルレート予測は5.36%前後に上昇。

議事要旨は当局が景気減速やリセッション(景気後退)よりもインフレの高止まりを懸念していることを示唆している。
議事要旨によると、「ほとんど全て」の当局者が25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げが適切であることに賛同した。ただ、「数人」は50bp利上げの方が好ましいと考えたか、あるいは議決権があればそれを支持していただろうという。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-22/RQHWSJT0G1KW01?srnd=cojp-v2

コモディティ

ついにHH天然ガス価格指数が22日には$2を下回る水準に達した。
米国全土の気温が平均より高く、暖房用の天然ガス消費量が減少したことと、天然ガス生産量が増加したことが原因のようだ。 特に今年1月は、2006年以降で最も暖かい1月だったようだ。 1月の家庭用と業務用を合わせた天然ガス消費量は、同月の5年(2018~22年)平均を15%下回ることになった(引用元:EIA)すごいな。というか$4前後を推移するという予測だったような…
このままいくと、コロナ禍のロックダウンの水準まで戻りそうな気配。

https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=55539

米国内の天然ガスは、3割が発電用なので、これで電力価格も下がっていくことになるだろう。


さて、バルチック指数が少しづつ回復してきているがコモディティをみていく。

石炭価格が急激に下落してもうロシアがウクライナ侵略前の水準に戻ったではないか。WTI原油価格も、TTFガス価格も戻った(引用元:ロイター)もちろん欧州の暖冬、米国の温かい気候が味方してくれたことは確かではあるが。

中国のリオープンに期待があるのは、10/31に鉄鉱石価格が最安値をつけてから反発して上昇しているからのようだ。

中国は大豆の最大の買い手で、確かに大豆価格も上昇を続けている。
ブラジル豪雨による不作と中国養豚生産の拡大により、多くの国で家畜の飼料として使用されているこの大豆価格がさらに高騰する可能性があるとのこと(引用元: Talk Business & Politics

ちなみに小麦価格も完全にロシアによるウクライナ侵攻前に戻った。木材価格はもはやコロナ前に戻りつつある。