米国株式市況/ECBは予測通り75BP利上げで無事にイベント通過

【DOW】31,774.52△0.61%
【NASDAQ】11,862.13△0.60%
【 S&P500】4,006.18△0.66%
ラッセル2000種指数 1,842.26△0.56%
VIX恐怖指数 23.61 ↓
Fear & Greed Index 42 ↑ 
米30年債利回り 3.477% ↑ 
米10年債利回り 3.323% ↑    
米5年債利回り 3.428%  ↑   
米2年債利回り 3.512%  ↑  
米1年債利回り 3.613% ↑  
5年債と30年債の利回り差     0.5BP
2年債と10年債の利回り差   逆イールド
U.S. 10 Year TIPS  0.913% ↑ 
10年物ブレーク・イーブン・インフ レ率(BEI)2.41% [9/8]  ↓
5年物ブレーク・イーブン・インフ レ率(BEI)2.46% [9/8] ↓ 
米実質金利(10年)0.82%  [9/7]
米実質金利(5年)0.86%  [9/7] 
ブルームバーグ商品指数 116.1733 △0.39%
WTI原油先物 82.73 
バルチック海運指数 1,133.00 △1.71% 
フィラデルフィア半導体指数:2658.18△1.79%
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,306.49△0.03%  
ドルインデックス 109.660↑    
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,373.51▼0.06% [9/7]
ICE BofA US High Yield Index Option-Adjusted Spread 497BP[9/7]
( 米ハイイールド債指数の利回りスプレッド)
Bitcoin (USD) 19339  6:11JST
米取引所の合算出来高は101億9000万株。直近20営業日の平均は103億7000万株
◆経済指標
・新規失業保険申請件数 季節調整済  222,000件(前週から-6000件)
季節調整なし  175,842 件 前週から+ +1,978件
内訳:NY州  -3,539 件/MA州+ 2,955 件/MI州 + -2,088 件
・原油在庫量 +884万バレル/クッシング在庫量 -50万バレル


大注目されていたECB理事会は予測通り75BP利上げ。
各国が現金を国債に振り替え、市場の主要な担保不足を悪化させるという懸念が和らいだ(引用元:ロイター
ユーロ安がとまり、ユーロドルでパリティにまで反発する。
STOXX欧州600△0.5%、FTSE100△0.33%でオープニングをむかえる。ECB利上げをうけて、STOXX欧州600種銀行株指数△2.27%。資源株指数△1.46%。エネルギー危機を受けてリセッション(景気後退)の 可能性が高まっているにもかかわらず過去最大の利上げに踏み切ると同 時に追加利上げを示唆し、インフレとの戦いを優先させる姿勢をみせた(引用元:ロイター

一方で、米国市場ではケイトー研究所が8日にワシントンで開いた金融政策関連会議で 、パウエル議長の発言に注目が集まっていた。
米国市場はS&P500▼0.8%、ナスダック総合指数▼0.95%でオープニングをむかえる。パウエル議長がインフレへのコミットを改めて表明したことで、 同日、エヴァンス総裁は 9月に0.75ポイントの利上げを決める「可能性は十分にある」と指摘(引用元:ブルームバーグ
FF金利予測は9月FOMC75BP利上げ確率は87%(3-3.25%)と再び高まる。

12月年末のFOMC予測をみると3.75-4%が81%を占める。となるとあと75BPを2回(11、12月)でどう利上げしていくかだ。
11月、12月も75BP利上げが実施される予測がでてくるともう一段の下げがくるかもしれないなあ。

で、不思議なのが1月FOMCでは早くも25BP利下げが68%となっているんだよね。となると金利予測としては12月末までは利上げするけど、来年からは利下げを織り込んでいるということのようだ。


英国エリザベス女王の死について

英国の歴史については勉強不足なのだが、ブルームバーグでいつもの番組を休んで英国エリザベス女王をふりかえる特集番組を急遽実施しているくらいだから、よっぽどのことなんだということが認識した。
他国の国王が亡くなっても、ヘッドラインはでるかもしれないが、こんな特集は組まれないだろう。
昨年4月、フィリップ殿下が99歳で死去していたことも記憶になかった、後を追うように亡くなったのですね。

チャールズ3世皇太子がMonarch就任となるが、たしか彼はかなり不人気だった気がするが、英国は大丈夫なのだろうか。
外交でも大きな役割を果たしてきたわけだが、EUが分裂の危機にある時に、英国エリザベス女王が亡くなったことは象徴的に思える。

そしてバイデン政権大統領が「  Her Majesty Queen Elizabeth II was more than a monarch.  She defined an era. 」と表現したことも象徴的だ。
エリザベス女王がdefineしたのだな…
エリザベス女王が任命した最後の首相がトラス首相というのが何度も、英国の終わりのはじまりに思えて仕方ない。

どうでもいいか Westminster Abbey をウエストミンスター寺院という翻訳はなんともモヤモヤする。