【DOW】31,392.79▼2.73%
【NASDAQ】11,340.02▼3.52%
【 S&P500】3,900.86▼2.91%
ラッセル2000種指数 1,803.95▼2.53%
VIX恐怖指数 27.75 ↑
Fear & Greed Index 28 ↓
米30年債利回り 3.198% ↑
米10年債利回り 3.159% ↑
米5年債利回り 3.260% ↑
米2年債利回り 3.067% ↑
米1年債利回り 2.533% ↑
5年債と30年債の利回り差 逆イールド
2年債と10年債の利回り差 9BP
U.S. 10 Year TIPS 0.392% ↑
10年物ブレーク・イーブン・インフ レ率(BEI)2.76% [6/10]
5年物ブレーク・イーブン・インフ レ率(BEI)3.08% [6/9]
米実質金利(10年)0.29% ↑ [6/9]
米実質金利(5年)-0.01% ↑ [6/9]
WTI原油先物 120.67
フィラデルフィア半導体指数:2831.98▼3.60%
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,253.08△0.78%
ドルインデックス 104.189 ↑
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,376.07 ▼0.02% [6/9]
ICE BofA US High Yield Index Option-Adjusted Spread 442BP[6/9]↑
( 米ハイイールド債指数の利回りスプレッド)
Bitcoin (USD) 29198 ↓ 9:43JST
米取引所の合算出来高は126億2000万株。直近20営業日の平均は118億8000万株 ←投げ売りとはいえないレベル
◆経済指標
・米ミシガン大消費者信頼感 現況指数 55.4(前月63.3) ←過去最低
-期待指数46.8 (前月55.2) ←1980年5月以来の低水準
- 5年先の期待インフレ率 3.3% ←2008年6月以来の高水準
・総合CPI 前月比△1.0% 前年比△8.6% ←コンセンサスを上回る
・コアCPI 前月比△0.6% 前年比△6.0% ←コンセンサスを上回る
エネルギー上昇は誰もがわかるところだろうが、CPI構成率で4割をしめるSherterが前月比△0.6%となった。2004年3月以来最大の上昇率。
帰属家賃、家賃ともに△0.6%で、ホテル宿泊も△0.9%と大きく上昇。
中古車・トラックも3カ月間減少していたのに△0.4%

インフレがピークに達して落ち着いてきたかという希望を打ち砕くようなCPI発表受けて、S&P500▼1.61%、ナスダック総合指数▼1.77%でオープニング。ナスダック総合指数は一時▼3.6%、S&P500は一時▼2.9%まで下落。
週間ではS&P500▼5%、ナスダック総合指数▼5.6%となり、前の2週間で上昇した分を打ち消した。
短期金融市場は、FOMCが6月に0.75%の利上げを行う予測が23%と急上昇。6月0.5%利上げした場合、7月に0.75%利上げを行うことの確率も45%と上昇。
12月の金利予測がかつてないほど上昇してしまった…

賃貸と帰属家賃の上昇
CPIの”Shelter”は、 CPI構成率の3分の1を占める
”Shelter” は2つのカテゴリーに分けられ、帰属家賃と賃貸料の2つがそれぞれ計算されている。家賃は昨年より△15.3%上昇していて、住宅購入希望者は住宅不足と価格高騰で賃貸に頼らざるおえず、家賃は上昇している(引用元:Fortune)
そして住宅価格シラー住宅価格指数(全米ベース)前年同月比△20.6%。20の大都市圏では前年同月比△21.2%となっている。
米国住宅価格の中央値は新型コロナウイルス感染症が流行を始めた頃の約32万3000ドル(約4200万円)から、2022年第1四半期には約42万9000ドル(約5600万円)近くまで増えた(引用元:Forbes)
この指摘は非常に興味深い。過去2011年から2021年の間に住宅価格の名目価値は20%上昇したのだが、インフレは同期間で23%起きていたということだ。つまり、住宅価格の上昇とインフレ率は一致している。住宅資産バブルがおきているわけではないということだ。
From 2011 to the close of 2021, the total “nominal” value of U.S. homes rose around 120% to around $43 trillion, and because inflation has been just 23% over that span, homeowners have effectively banked 100% “real” gains, extra wealth measured by its potential buying power for goods and services.
https://www.aei.org/research-products/one-pager/how-fast-will-the-housing-market-cool/
そして、この記事によると30年固定住宅ローン金利が5.5%に達したとはいえ、歴史的にみれば低い水準だと指摘している。実質金利はまだ0.3%なので月々の支払は割安にみえるということ。この記事にでてくるピント氏によると、住宅市場が本当に冷え込むのは金利が6~7%に達した時だとしている。
また、住宅在庫があまりに少ないことも指摘していて、「2005年のバブル期には、米国にはとある住宅市場で240万から250万戸の住宅が売りに出されていたが今は、わずか95万戸だ」という指摘もある。
Fortuneによると、住宅ブームが落ち着くことは年内はないとしている。