5/31-6/5 米議会は休会。先週の米議会まとめ

【1】米議会下院/上院スケジュール

どちらも5/31祝日メモリアル・デー (戦没将兵追悼記念日) の1週間で休会です。上院は、 pro forma sessions がいくつかあるけどね。
上院議会は、6/7(月)から本会議再開予定。下院議会は6/14から本会議。
Endless Frontier ActとU.S. Innovation and Competition Act については、まだ交渉が続いているので来週に持ち越し。

https://www.majorityleader.gov/calendar

【2】バイデン大統領提案のインフラ法案とAmerican Family Plan

下院予算議長のヤーマス議員によると、幹部から指示がこないので予算決議案さえ作っていないので、基本的には進んでいません。(引用元:The Hill
とはいえ、インフラ投資に組み込まれそうな法案が提出されてきたり、少しづつですが動いてはいます。 7/4までにインフラ法案を可決すると宣言していたペロシ下院議長だが、民主党幹部では8月の休会を返上して8月に可決させる見込みが濃厚になってきた。 9/6の失業給付金増額終了までには何とかしたい構え。

◆下院運輸委員会から6/9にインフラ投資部分の骨子が発表予定。

◆ 共和党はバイデン政権との交渉をふまえ、 新たに$9,280億(8年間で)のインフラ案を提示。 道路/橋梁 $5060億、公共交通機関 $980億 、旅客/貨物 $460億の予算内容(引用元:Politico
バイデン大統領はインフラ投資予算を$1兆で受け入れる姿勢という記事もでまわっているが、民主党幹部は猛反発(引用元:CNN

◆ 上院財政委員会は、クリーンエネルギー関連で$2595億の法案を可決。
電気自動車購入 、再エネ発電/再エネへの投資 、エネルギー効率の高い住宅・ビル ・EVなどの輸送 の税控除や税制優遇措置を盛り込む。また、化石燃料に適用されている税制優遇措置を廃止または縮小 (引用元:Bloomberg

◆キャピタルゲイン税増税4/28から遡及課税で計画している件は、民主党内部で合意したわけではないし、まだなんともいえないと思いますよ。

【3】バイデン政権

◆欧州に課した関税の話。
興味深い板挟みがでてきてます。
欧州→|バイデン|←労働組合
バイデン政権は、欧州との関係改善の一つとして、前政権時代に実施した鉄鋼とアルミニウムの輸入関税を撤廃したいが、米鉄鋼労組や鉄鋼製造業協会などの業界団体・労働組合は関税維持するよう圧力をかけているわけです(引用元:The Hill)どちらをとるか、見ものですよ。

もし、労働組合を優先したら、世界との協調よりも、自国の労働組合を優先したってことですからね。これは、欧州との協調に限らず、これからバイデン政権が世界とどう付き合っていくかをよく表していることになると思います。

◆バイデン政権がCOVID19の起源調査を依頼。90日以内。
これね、上院も決議案を可決したんですよね。下院も可決しそう。
・COVID-19の起源を調査する決議を可決
・世界保健総会に調査を要求するが、承認されなければ独自の調査を開始

まあなんか「イラクには核兵器がある!だから乗り込むぞ!」を思い出すよね。
中国の覇権を何としても止めたいなら、また「武漢ウイルス研究所でCOVID-19」はつくられたとか発表して、世界の敵に仕上げたいよねぇ。
COVID19で世界中が苦しんでいる中で憎悪を向けやすいもんね。

中国との貿易に依存している国は、実は一番警戒すべきリスクなんじゃないのかねぇ。わからないですが。

<ブリンケン国務長官の先週>
・5/25-26でイスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナのアッバス議長とそれぞれ会談。さらに、エジプトのシシ大統領とも会談。ヨルダン、サウジ外相とも電話会談。ヨルダンのアブドラ国王とも会談。

・香港議会、「愛国者」重視の選挙制度改正案を可決したことに対して、非難。

・インドの外務大臣と会談を設けたりして、中国包囲網をかためているよなぁ

【4】経済スケジュール

今週の米債は、短期債入札だけね。