4/5-10 米議会は今週も休会/バイデンインフラ投資プラン/復活祭

【1】米議会下院スケジュール

今週も引き続き、ワシントンから離れて各議員は地元で活動中。
12日から活動開始となり、13日から本議会が開始するので本格化。

https://www.majorityleader.gov/calendar

米議事堂での事件は、犠牲者もでていて痛ましいです。とはいえ、イースター休暇中でほっとんどの議員が議事堂にいなかったし、ちょうど多くのバリケードも先週に外された直後でしたよね(引用元:CBS

【2】米議会上院スケジュール

上院議会も4/12から再開です。しかしまあ、Politicoにも「Speedy House vs. slower Senate」とか書かれちゃってますが、下院で通過した銃規制法案とか、LGBT法案とか委員会承認さえ通過してないんですよね。内閣承認を急がなければいけないという事情もあるんですけどね。
で、現在、バイデン政権が指名した閣僚メンバーの承認は29名。OMB局長はいつになったら指名されるのでしょうか。それとも副局長は承認されたから、もういいんですかね。

https://www.washingtonpost.com/politics/interactive/2020/biden-appointee-tracker/?itid=sf_politics_subnav

【3】バイデン政権のインフラ法案

ワシントンポストから素晴らしい表組がでていたのでもうこれでいいんですね。
去年下院が通過させた「The Moving Forward Act」と合致している予算ってブロードバンド1000億$くらいじゃないかなあ。

https://www.washingtonpost.com/us-policy/2021/03/31/biden-infrastructure-climate-plan/

民主党議員の反応(特にマンチン上院議員)が一番知りたいんですが、復活祭休暇中ということもあってあまり出てこないんですよね。まあなので、戻ってきてから反応をみるしかないですね。
WPによると、すでに民主党員内部での反対がでているね。特に下院民主党議員で、このインフラ投資パッケージで既に3名も反対表明しているのはかなり危険。下院議員からバイデン政権入りしたメンバーなどがいるため、下院議席は空席が多く、過半数で通過するには3名までの反対でおさえないと通過できない状況なんですよね。
一方で、民主党中道派は中道派で、この予算規模に躊躇しているようね。

Centrist Democrats are balking at another large spending package. Three House Democrats have already vowed to oppose the package because it does not reverse a cap on state and local tax deductions from former president Donald Trump’s tax law.

https://www.washingtonpost.com/us-policy/2021/03/31/biden-infrastructure-climate-plan/

AOC議員は、2.25兆$なんて足らない!と早々にツイートしていましたが、急進左派コーカスのリーダーは、こんなの少な過ぎよ!10年で6.5兆$~11兆$の法案にすべきよ!ですって。

Rep. Pramila Jayapal (D-Wash.), head of the Congressional Progressive Caucus, said Tuesday the White House needs to go even bigger, lamenting that Biden’s proposal is much smaller than what he championed on the campaign trail last year.
“The Biden infrastructure proposal on the campaign trail was significantly larger than what’s been discussed so far with Build Back Better,” Jayapal said on a call with reporters, citing estimates that put the cost of his campaign proposal between $6.5 trillion and $11 trillion over 10 years.

https://thehill.com/homenews/senate/545891-biden-risks-first-major-fight-with-progressives

民主党内部で、バイデン政権が掲げたインフラ投資プランは、中道派からは大きすぎると懸念され、急進左派からは少なすぎると
マンチン上院議員は2~4兆$のインフラ投資に賛同しているけど、このプランにはどう反応するのかね。まだ発言していないはずです。

【4】バイデン政権

大統領の年次予算要求の裁量的支出部分の概要をリリースするとしていたのに、遅れが生じたようですね。いつになるかも書いていないですね。
ていうか、

The White House is delaying the release of its top-line spending request for the 2022 fiscal year, further putting off the start of the annual process of funding the government despite earlier indications that the proposal would be released this week.

https://thehill.com/policy/finance/546199-white-house-delays-release-of-budget-plan

また、WH報道官は「interested in delivering address to joint session of Congress」とWPに書いているけど、いっこうに合同議会で行う一般教書演説のスケジュールがでてこないね。

あと、日本の菅総理が4/16に訪米して会談を行う予定。
バーチャル気候サミットは、4/22・4/23に開催予定。


復活祭について

さて、キリスト教にとって重要な復活祭が4/4にありました。その前のGood Friday(聖金曜日)ですが、キリストの受難と死を記念する日。 ”キリストは金曜日の午前9時に十字架に付けられ、息を引き取られたのはその6時間後、午後3時のこと”と、ルカによる福音書23:44-46に時間まで書かれています。
全米最大級のメガチャーチLakewood Churchは、金曜日の夜からオンラインでもリアルでも盛大に行われていました。3日間連続なんですね。
会場が大きいなあと思ったんですが、座席は1.6万座席しかないみたいね。

昨日、Good Fridayの録画をみたけど、もうなんかすごいわ。

この「復活」っていうのが大きな意味をもつって、やっと最近わかってきた。
すごくわかりやすい事例だなぁと思うのが、元下院議員で銃規制活動家のGabrielle Giffords氏(たぶんユダヤ人)。彼女は、銃規制活動家として有名な下院連邦議員だったんですが、銃規制の講演中、銃擁護派に頭を撃たれるんですよね。射殺されかけた。しかし、治療とリハビリを得て奇跡の「復活」をしたんですよ。確か2020年民主党大会にも出演していて「revival」と象徴的に描かれていたので覚えていたんですが、今思うと、銃規制派として神に遣わされた人物というふうに思われているんだろうなあ。ちなみに、彼女の旦那さんは、マーク・ケリー上院議員(民主党)で去年当選してます。たぶん、彼女の力で当選させたんだろうな。

この「遣わされた」と「復活」って、日本文化にはない概念だからわかりにくいだろうなあ。