米国株式市況/バイデン大統領のインフラ投資計画発表後の雑感

【NYダウ】32,981.55▼0.26%
【NASDAQ】13,246.87△1.54%
【 S&P500】3,972.89 △0.36%
ラッセル2000種指数 2,220.52△1.13%
VIX恐怖指数  19.40 ↓
Fear & Greed Index 51↑
米30年債利回り 2.414↑
米10年債利回り 1.746↑
米5年債利回り 0.938↑  
米2年債利回り 0.162↑
2年債と10年債の利回り差   158BP 
5年債と30年債の利回り差  148BP
日本国債10年との利回り差 165BP ↑
10年物TIPS利回り ―0.64%  →
20年物TIPS利回り ―0.16%  ↑
10年物ブレーク・イーブン・インフ レ率(BEI)2.37% ↑
5年物ブレーク・イーブン・インフ レ率(BEI)2.54% ↑  
WTI原油先物 59.50 8:27JST
フィラデルフィア半導体指数:3124.94△2.64%
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,152.22 
LQD   130.05 △0.26%
HYG 87.18  △0.48%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,361.48△0.02% [3/30]

◆米経済指標
・ 3月米民間雇用者数 前月比51万7000人増加
 ― 娯楽・ホスピタリティーで16万9000人
 ― 小規模企業(従業員50人未満)雇用 17万4000人増
・2月中古住宅販売成約指数(季節調整済み) 110.3 前月比▼10.6%
 ― 前月▼2.4%(速報値2.8%低下)

S&P500は△0.3%、ナスダック総合指数は△0.5%。
米10年債利回りは、マーケットがはじまる時は1.72%付近で推移。

SECは、高レバレッジ取引が破綻してウォール街を揺るがしたビル・ファン氏に対する予備的な調査を開始だってさ(引用元:ブルームバーグ


バイデン大統領のインフラ投資計画発表は、クロージングされてから演説。
書面では、日本時間31日19時頃には公開されていたみたいね。
ホワイトハウスからのリリース資料はこちら

一番大きい運輸部門6200億$の内訳で、電気自動車市場向けが1740億$しかないんだよな(参照元:RollCall
・ $174 billion to boost the fledgling market for electric vehicles
・$80 billion for Amtrak
・ $25 billion for airports
・ $17 billion for ports.
・ $50 billion resilient infrastructure

インフラ投資計画といいつつ、共和党も好きな 橋、高速道路、道路、道路などについては1,150億$+8年間で850億$しか予算が組まれていない感じだ。

・$100 billion for expanding broadband internet access
ブロードバンドの拡充は民主党議員の法案「The LIFT America Act 」とも一致。

・another $100 billion to update the country’s electric grid, a need whose urgency was highlighted by the blackouts in Texas this winter.
これは 法案「The LIFT America Act 」 よりも随分大きい予算つけてきたよね。

・ $213 billion for addressing economic inequality by modernizing buildings such as schools and VA hospitals. That spending would mobilize union trade workers to upgrade buildings, with a specific focus on underserved communities.
これも病院施設向けや学校については去年下院で可決した「Moving Forward Act」の予算割当とまあ一致しているという感想。

・$400 billion in “care infrastructure” that would expand access to home or community care for people with aging relatives, or those with disabilities.
これは初耳?なんの法案から引っ張ってきたんだろうか?

・ $100 billion for workforce development targeted at low-income and underserved communities.
これも 「Moving Forward Act」の予算割当にあった気がする。

製造業・供給網強化に3000億ドル、研究開発に1800億ドルも、このあたりの法案がだされていた気がするけど、これから探す。

The CLEAN Future Act ($5650億)に関する内容がすかっと抜けているんだよなぁ。乗用車・トラックなどをすべてEVにするための取組( $1000億)などが入っているんだけど、そのあたりが入らないのがアレだ。


まぁ、プレスリリースみればわかる通り、 President Biden is calling on Congress to」と書いているように、あくまで米議会への”要求”にすぎない。
法案作成は連邦議員しかできないし、大統領は上下院が可決した法案に署名するか、拒否するかだけ。

バイデン大統領は、トランプ大統領と違って 「俺が気に入らない条項があれば、法案に署名しない!」というタイプではないと思うので、米議会で可決した法案は署名すると思うのよね。

財政調整プロセスで進めるにしても ・マンチン上院議員の壁 ・バードルールの壁(裁量的支出しか認めない) があるから、現時点でバイデン大統領の提案をどこまで分析するかなぁ… しかも4月に児童税額控除やカレッジ無償化などの1~2兆$の発表がまだ出てくるわけだし。


どうも今のパワーバランスをみていると
米議員民主党指導部 > バイデン政権 になっているように感じるんだよね。

だとすると、バイデン政権の提案は、まあいちおうさらっと把握はしておきますが、むしろ、これに対しての米議員の反応であり、実際に委員会からあがってくる予算などに注目していきたいと思う感じです。

また、バイデン大統領は、マコネル少数党院内総務と電話で話したようで、超党派で進める姿勢は示したらしいけど、実際に民主党指導部が超党派では望んでないからなぁ…。財政調整プロセスで進めるとしたら、バイデン大統領が提案している内容がどこまで実現するかというのもアレな感じです。