FRBの社債買い入れ進捗

FRBがセカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー を通じた購入額と保有額を公表した。 SMCCFの買い入れは16日からで、それまでにすでに社債ETFが買い入れられていたことをふまえ、社債ETFを売却していないという前提となると個別の社債購入は約15憶ドルになるだろう。

米連邦準備理事会(FRB)が18日公表したデータによると、社債買い入れプログラム「セカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー(SMCCF)」を通じた17日までの週の購入額は15億3000万ドルで、保有残高は70億3000万ドルとなった。

https://jp.reuters.com/article/fed-corporate-bond-idJPKBN23P3RI

SMCCFは、新型コロナウイルス感染拡大による米経済へのダメージを抑制しようとFRBが3月半ば以降に発表した9つの緊急融資プログラムの1つ。2500億ドル(約26兆8500億円)の買い入れ能力を持つSMCCFは、これまでに約55億ドル相当の社債ETFに投資している。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-15/QBZBLBDWLU6I01?srnd=cojp-v2

ブルームバーグによると、2020年は5月末時点で、すでに1兆ドルを超える投資適格社債が発行されており、2019年全体の2倍に達した。また、ハイ・イールド社債についてもS&Pによると 6月12日まででの2020年累積で、前年比56%増の1,768億ドル に達している。プライマリーとセカンダリーをあわせて7500億ドル相当の社債を受け入れるとFRBが宣言したとはいえ、予算を上回る規模になってきているのは事実だ。

一方で、社債のデフォルト件数も2020年第二四半期には過去最高の件数を記録するという予測もでている。


さて、最新データによるとFRBの総資産が少し下落した。内訳をみると、外貨スワップ分とレポ分が大幅に減少したためだ。国債とMBSの買い入れはまだ続いている。 中小企業向け融資を支援する「メインストリート貸し付けプログラム(MSLP)」 については15日開始したが、まだ1億ドルていど(最大6000億ドルの買い入れが可能)の進捗だ。